文房具を上手く使いこなす人になりたい。
すぐに役に立つものは、すぐに役に立たなくなる。
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文房具というものに、妙な憧れと拘りがある。
例えば紙とペン。
高ければいいというものではなく。デザイン性と機能性、そして自分の好みが反映されたものを選ぶ、のは当然のこととして、このデジタルな時代に、ペンもノートも、いくつも欲しくなってしまう。
ラコニックの手帳にしよう、でもeditも欲しい。モレスキンのノートもハードもソフトも、なんならスヌーピーや期間限定ものまで欲しい。私の物欲はこんなところにまで手を伸ばしている。
但し、用途はきまっていないし、普段からそんなに言葉を書き連ねる時間はあまり無い。
コラムやブログのテーマなんて、一番名案が思いつくのはお布団に入って眠るまでの間。
昨日の夜何かいい言葉を思いついたのに、これについて書きたいと強く思ったはずなのに、翌朝の喧騒に掻き消されてきれいさっぱり思い出せない。
今こうやって、眠る前にアイデアが閃いたことを思い出しただけで、拍手もの。
そうやって、いくつか新品のままのノートがある。2、3回書いてみただけのペンがある。
万年筆にもものすごく憧れたけれど、沼にハマるような気がして、2つしか持っていない。そしてやっぱり使いこなせていない。
多分、何かを延々と書き連ねておきたい、という欲望だけが常に私の心に火を灯している、そういう感じ。重い腰を持ち上げ、やっと、筆をとることに成功して、こうしてブログを書いているというわけで。アレ?
うまくノートを使いこなす人に憧れる。
マスキングテープが流行り出した頃に、うまく使いこなしてノートや手帳をかわいくしている作品をいくつも、みた。
やってみようと思ったこともある。(長くは続かない)
写真をノートに貼り付けたり、マステでデコったりしてる人、そのノート、分厚くなりすぎませんかー?糊ではってるの?ベタベタしませんかー?
そんなわけで、我が家には新品の真っ新な状態での肌触りのいい、書き心地のいいノートが数冊、素敵なペンも、何本か、眠っています。
けれどまた、新しく素敵なものに出会えば手にとって、試して、連れて帰ってきてしまうのでしょう。
いつか絶対、言葉で埋め尽くすその日まで。