優しい人は頭がいい。
優しい人は頭がいい。
頭がいい人は優しい。
ーーー
このセリフ、新ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」で松たか子が言っていたんですけどね。
妙にすとんと腑に落ちて自分の中に入ってきたというか。なんというか。
松たか子と松田龍平っていう組み合わせ、カルテット思い出すわぁ〜懐かしい。アンニュイで、シニカルで。この空気感、大好き。
実は何を隠そう、私松田龍平さんとは血の繋がらない親戚なんですよね。フフ。
彼のひいおじいさんに、私が30過ぎて結婚まだしてないんですよーへへっ、て笑ったら「笑い事じゃないだろう」とお説教くらったのも今はよき思い出。
(松田龍平さんは、私の従姉妹の従姉妹の息子さんです)
まさかこんな、私のドツボにハマる雰囲気の役柄が似合う役者さんになるとは…
それはさておき。
私の知人、友人たちで、「ずば抜けてとても頭のいい人」たちを思い浮かべてみると、全員、紛れもなくトップクラスに優しい人、というのも確かについてくる。
賢いから優しくなれるのか、優しいから、賢くなれるのか。どちらが鶏たまごかはわかりませぬ。
でも優しい人が皆賢いかというとそうとは言えない気はする。
ちなみに。
あくまで私の知ってる範囲内にはなるけれど。
頭のよさを自慢したり流行りのマウント取ったりしてくる人は、「単なる」頭のいい人です。そこは優しいとイコールにはなりません。
あくまで、「ずば抜けて」頭がいい、に限定される。
頭がいい人は時間の使い方が上手い。
そして「無駄な」「怠惰な」時間もきちんと分けて持っている。
人間、遊びとか、余白というのは必要なのだな、と彼等をみていると思うのです。
ま、そうは言ってもそうそうずば抜けて頭がいい人なんて、周りには10人も居ないんだけど。
ずば抜けて頭がいい人に出会う前と出会った後だと、こっちの世界観が変わる。
こんな世界、存在するのか、と思って、自分の拙さに自己嫌悪し、知性に憧れ、何かを頑張ってみて、結果…己を知る事になったり。
自分のキャパを知るのは悪くないけれど。
自分の中での自己マウンティング。
一度引っ掛かると自分自身でそれを解き放つのは難しくなる。
そういうもがいている姿すら、優しく見守ってくれるのです。ずば抜けて頭がいい人は。
私も真似をしよう、せめて、優しい人は頭がいい、となるくらい。
優しいの方をがんばってみる。
できることから、ちょっとずつ。