スポットライト
同じモノなんて、何処探したって無い。
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2010/3/3
二枚の写真が同じモノを撮ったモノだなんて、誰が気付くだろう。
光のあて方、が違うだけでこんなにも見え方が違う。
人には人の、得意分野と不得意分野があって、それぞれの位置から各々が得意分野をすれば全てがまわる、っていうのが理想的な組織の構図。
それは、会社全体であったり、一部署であったり、曲であったり、楽団の組織であったり。
最小単位で家族、とかも。地球における生き物、とかも。
私にはあまり、スポットライトは似合わないから、その人にとっての得意分野を引き出して、スポットライトをあてたい。
そっちの方がよほど性に合っている。
スターはスターですごいけど、スターを産んだ母であり妻でありマネージャーの方が、よほどすごい気がするから。
自分より遥かにすごいモノを持っている人が、何かに悩んだり凹んだりつまづいたりして最大限の自分を出せない、活かしきれていない時に。
横からちょっと言葉を挟んだり、
ちょっとその人の本来の方向に引っ張ったり、
ちょっとバレーボールをキャッチしてみたり、
ちょっと坂の上からオレンジを転がしてみたり、
きっと得意だろう新たな分野を知らせてみたら、
無関係な、きっと相性のいい二人の間に立ったり、
逆に相性の悪い二人の間にはさまってみたり、
そんな些細な事で、もつれていた糸がするする解けていく時がある。
そして、彼等は想像以上に飛躍するのだ。本質的に持っていた才能に目覚めて。
そして、きっと、ある日私を置いてゆくのだ。
でも、そういう飛躍を目の前で見るのが心地いいのだから、これはもう仕方がない。
多分これが、私の『性』。
人選、と人を適材適所に配置する、媒体。それが私の得意分野。
絶対ドラマのキャスティングさせたら外さないわ、私w
舞台裏。
そこはそこで、スター本人の目というスポットライトが、必ずあたっているはず。
そーゆースポットライトにあたるのも、あてるのも、悪くない。
この二枚の写真のように、同じ原石をどう輝かせて際立たせるか、が私に課せられた課題なのだ。
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これに対して、
- 「人の潜在能力を引き出す」という、その能力を、最大限に引き出してくれるような、そしてそれがその人の喜びになるような、そういう人を見つけられると良いですね(^^)
そういう人は、置いて行ったりしないものだと思います(^^)」て返してくれたあの人が、とても好きでした。
今でも、とても好きだけれども。人として。