慣れないフレンチ
いつ書いたのかわからないPART3
ーーー
小学校からの親友が生徒会に入って引き離された
(ように感じた)し、幼馴染の好きな子は
親の転勤で横浜に転校していった。
転校・転勤・転職・結婚・失業・・・
なぜかそういうものに巻き込まれて遠くへ行ってしまうのが、
「ここ一年で急に欠かせない存在になった人」が
欠かせない状態の時に、だったりするのだ。
この女子大生たちもそう。
10年以上も楽団を続けていると、波だってある。
精神的に義務化されると、息苦しくなる。
楽器を吹く、以外のモチベーションをあげるのが、
人間関係の楽しさ。
7つも年下の女子大生と話が弾むのは、
恋バナがきっかけかなぁ。
オシャレのセンスが似てるとか?
でも「練習に行く=その子たちと語る」くらいの
目的になってたのに。
就職決まって、敢え無く転勤。あぁ、セツナイ。
同じパートで、送別お食事会をすることになったらしく。
ホルンとトロンボーンの10人弱のところに、
「あの二人と仲良しだから」
っていう理由でクラリネットの私にもお誘いが。
プレゼントを持って、参戦してきました☆
フレンチのフルコース!
(いや、全然似合わないメンバーなんですが、
その中の一人が昔そこでバイトしてたとかなんとかで)
一番最後に席につくと、隣はいつもお気に入りの
ホルンのオトコマエ19歳でした(笑)
あ、こーゆーの参加するんだ~、と思った。その時。
もちろん19歳がフレンチなんて食べ慣れてるワケもなく、
ぎこちなく食べてる姿が楽しかった、けど、
私も食べ慣れてないから
「これ何だろ・・(笑)」とか言いながら食べてた。
帰りに、理事長が、19歳に。
「あーY、アイツ送っていってやってくれん?
ここからだとそっち方面だし。」
と私を指さして。
突然、車で二人になることに。
・・・ていうと、なんだか意味深だけれども、
特に深い意味もなく。
単に10コも下の男の子に送ってもらうのが、
なんだか新鮮だった。
しかも、いつもお気に入りーと思いつつ、
二人で10分以上も話すことなんて
なかったし、なんだか空気がどきどきしていた。ただそれだけ。
フツウに家まで送ってもらって、フツウにお礼のメールして。
「なんか新鮮でしたね、また機会があれば
そこくらいならいつでも送りますよ。また話きいてください。」
みたいな返信が。なんだか、かわいい。
ほのぼのした気分で、眠りについた。