正しい、は追い求めない。

愛とは、理解すること。

好きな人ほど、たった一言でどん底まで傷つけられる言葉を知っている。それは相手をそれだけよく見て、知っているから。

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自分は正しい、と思っている人とは、出来るだけ近づきたくない。

正しさはとても人を傲慢にさせる。愚かにさせる。正しさを以って攻撃的になるなんて、愚かの極み。自分は正しいと確信している人というのは、人の意見に耳を貸さない。柔軟さを失う。

そういう人とは何を話してももう、どうしようもなく会話が平行線なのだ。元々見ている世界、見ようとしている世界がお互いに違う。だから諦めて欲しい。私をそこの正しさに導こうとするのは。

私は自分で自分を正しいと思うようになることには微塵も魅力を感じていない。

きっとこれは、向こうからしたら理解が出来ない話なのだと思う。正しいことを軸に生きているから。

私からすると、自分は正しい、と思ってしまった瞬間から不安に陥る。多分正しい、正しいけれど本当にこれでいいのか、他に選択できる道はないのか、正しければなんでもいいのか、と。

正しいことを追求し過ぎて一部のファンを残し、後の大半に敬遠されるまでになり、そのうち自分の独壇場になり、自分の世界観だけでループし過ぎて思考停止し、明らかに「ダメ」になっていった人を何人も見ていた。

自分に耳を傾け、賛同してくれ、そして自分の意見をあまり強く持たない人ばかり周りにいるのは危険だ。少しの時間はとても居心地がいいから。

けれど新しい思考が入ってこないことになる。自分の為にならない。

そうならないように、柔軟に。柔軟に。

四角い頭を丸くするかのように。

私が今眺めている丸は、横から見ると三角で、実は俯瞰すると円錐かもしれない。円錐であれば、円錐であることに気づきながら生きたい。

自分が100％正しい、なんて事は有り得ない。

いろんな角度から、物事を眺めたい。

そんな感じで、いつも生きてる。