ココロガワリ。
過去を振り返っているうちに、書きたい気持ちが募ることを期待して。
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2010.03.18
先週の土曜日。
私の中でかなりハイレベルな位置にいる素敵女子とLunch。
小中の同級生。小学生の時から、綺麗でお上品で頭もめちゃいい。まさに才色兼備女子。
2年程東京にいっていたけど、1年間神戸に戻ることになって。
3年くらい前に毎日通勤電車で会うようになってから、よく話すようになった。
この人が、すごいのね。
プラスのオーラがあって、芯も通ってて、癒し系で人に押し付けたりとかもなく、ただそこに咲いてる花がキレイ、みたいな感覚の人。
多分ちょびっと天然なんだろうけど、そこに『隙』が生まれてまたいい。
私が男なら、即プロポーズだなw
で、まずは近所のインテリアショップに勤める同級生男子を訪ね。
買い物目的じゃない(これもどうよ)のにオサレ小物を買ってしまい。
『ちょっと寄る?』が、気付くと一時間(笑)
オサレグッズを得意げに勧める彼に、
『営業トーク?勧めるのうまいなーw』っていうと、
『アホか!おまえらに営業なんかするか(笑)』
いやー、こーゆー空気、いいよね。
同窓会、しないとね。
んで、気付いたら腹ぺこで、急いでLunchへ。
語ること、4時間w
一緒に住んでた彼氏と、『結婚する為』に一旦実家に戻ることにしたカノジョ。
今は恐ろしくグレーなZONEにいるワタシ。
お互いが全然違う視点で考えて今まで生きてきたこと。
『ココロガワリ』
について。
ワタシの中で、自分が心変わりをする、ということは、酷く悍ましい罪悪で。
12年前に好きだった人を、あ、好きじゃなくなった、と気付いた瞬間、自分で自分が受け入れられなくなった。
まさか、あれだけ好きとか思ってて、それを覆すだなんて、そんな不格好なこと、するわけないよね、自分が。
どうあがいても手に入れられないのなら、きっと、次に誰かを好きになる時は、一生その人の『次に』好きになる人だ。
頑固だと言われようとなんだろうと、相手が自分を好きでいられない、から『諦める』。
その選択肢しかないと思っていた。
自分が、好きな人を恋愛感情的に好きではなくなる日がくるだなんて、地球滅亡より、有り得ない。
ま、その大昔の好きな人とは今でも普通に仲良しですが。
そういう、確固たる、一本の『芯』みたいなものだったのだ。
私にとって人を好きになる、ということは。
それが覆される、…それは生き恥を晒すくらいの、恐怖。
戦争終わったのに自分自身生還を喜べない兵士。そんな感じ。
相手を好きじゃなくなって、
自分を好きじゃなくなった、瞬間。
それでも、次の恋を、する。
性懲りもなく。
その時から、とても好きな相手なのに『一生1番好き』『死ぬまで絶対』が言えなくなった。
『今は、一生好きでいられるかもな、と思ってる』と『今は』付き。
だって、自分が1番信用できないんだから。
でも一旦言ったからには、貫けよ、と自分に対しては思う。
(相手にはそんなに思わない)
そしてそういう、甘えた嘘が好きじゃないから。
自分を甘やかしてグレーゾーンで生きていこうとする自分は、好きじゃないから。
私の中で心変わり、とはそれくらい邪悪なもの。
自分には必要ないもの。
二度としたくないもの。
できれば。
ところがカノジョは正反対なことを言った。
ワタシのこの感覚を、自分の中には全くなかった、オモシロイもの、と捉えながら。
しきりに感心してたwけど、この話を聞いた後ワタシは感心し直すことになる。
他のことは、自分がされたくないこと、を基準に相手にしないようにしている。でも、ココロガワリだけは、別だ、と。
彼との間でもそうなっているらしい。
心変わりだけは、誰が何言おうと、『仕方のないこと』。
そうなってしまったら、それはもう止められたからってどうすることもできないのだから、けじめをつけて、諦めよう、と。
ワタシは誰かの家の床板を突き破る竹みたいで、
カノジョは自分という花を、ただあるがままに咲かせてそよ風にたゆたっている。
そんなような、気がした。
割と自分の生き方も嫌いじゃないけど、やっぱりワタシはカノジョが好きだ。
その時、まるで狙ったかのように、一本の電話が、鳴った。
有り得ないタイミングでのこの電話は、『運命』の電話だ。
それが、導く先が天国か地獄かは、まだ知らないけど。
でも、確実に、グレーから、多分近いうち出れるだろう。
多分、きっと。
いつも、いつもいつも。
カノジョと会った後にはワタシはプラスの波長にあてられて、とても素敵な空気に身を寄せていたくなる。
ちょっと眩しいものを見るかのように、目を細めながら。
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今はもう無き、大好きだったカフェバー。